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Burganger先生のお話に続いて、Dr. Frank Heneghan先生の思い出話です。


Heneghan先生は、アイルランド人の先生で、ヨーロッパピアノ指導者協会の元会長です。私が出会ったとき、80歳を超えていた先生は、世界中をコンクールの審査やレッスンで飛び回っていました。


そんな先生に、何度か集中特別レッスンを受講しに、先生がしばしば滞在していたニューオーリンズに足を運びました。


何度も言われた言葉の一つが、



"You are just as perfect as you are. Do not do anything special."

「あなたは今のままで完璧なのだから、何も特別なことはしなくてよい」



ということでした。

ピアノを弾くという行為において、体の状態は自然であるべきだというのです。

そして、今でも常に意識している言葉は、



"Put your fingers where they need to be"

「指は、あるべき場所にあればよい」



です。

ただ音を出すために、余計なエネルギーを使いすぎていたと実感した一言でした。



私が留学中お世話になった先生の一人に、Judith Burganger先生がいます。

私の修士課程の時のピアノの先生で、アメリカ人初となるミュンヘン国際コンクール優勝、ジュネーヴ国際コンクール入賞、クリーヴランドやシカゴ交響楽団との共演など輝かしい実績を持つおばあちゃんの先生です。

先生自身、ピアノは、才能ある生徒には、先生がより細かく教えなければならないという信条のもと、毎週2,3回、2時間ほどのレッスンしていただきました。


そんな先生の言葉の一つ、


「自分が存在することに対して、申し訳なく思ってはいけない」


は私の考え方を変えた言葉の一つです。


「ステージ上では、音楽で表現することを申し訳なく思わない、むしろ、これが自分だというものを出し切りなさい。あなたは謙虚さが美徳とされる日本人女性だけれど、普段の生活でも胸を張って生きなさい。」


自分で自分の存在を肯定するという考え方は、相手の存在を認めることにもつながるのではないかと、帰国して改めて思います。



バーゲンガー先生とクリーヴランド交響楽団

シュトラウス ブルレスケ

もう1か月以上前になってしまいますが、先月、2月8日(土)に第2回徳田貴子ピアノ教室発表演奏会を行いました。始めたばかりの生徒から、ロマン派の大曲やショパンのエチュードを演奏した生徒まで、一人一人に、1年間頑張ってきたことの集大成を発表していただきました。努力した分、自信をもって演奏することができ、人前で演奏する楽しさを感じていたのではないかと思います。新たな目標に向かって、より一層これからも皆さんと頑張っていきたいです!

世界的に、コロナウィルスが猛威を振るい、大変な状況になっております。

当ピアノ教室では、楽器、教室内の消毒、手洗いを徹底し、レッスンを継続しております。

学校がお休みになり、イベントなどが中止になる中で、生徒さんの生活の一部であるピアノは是非継続して楽しんでいただきたいという思いでレッスンしております。

ご理解のほど、何卒どうぞよろしくお願い申し上げます。

久しぶりのブログ投稿となってしまいました。

実は、去年の夏より多忙により体調を崩し、北濱佑麻先生に火曜日のレッスンの代行をお願いしておりました。先生が変わっても、発表会まで頑張って練習した生徒たち、よく頑張りました!そして一生懸命ご指導くださった北濱先生に心より感謝申し上げます!

そして、3月からは私が復活します!コロナウィルスで大変なことになっておりますが、皆さん、張り切って新しい曲にとりかかっています。また、音楽を通して生徒の皆さんと冒険できるのを、楽しみにしています!

2週間目ですが、教室として初めての発表会が無事終了しました!全員が、発表会で一番良い演奏をしていたのではないかと思います。初めて大きい場所で演奏することで、今まで感じたことのなかった楽しさを体験した生徒さんもいたようです。


参加者全員がピアノ歴1年未満で、普段のレッスンではお辞儀から練習してきました。当日はお客様からの拍手をいただいて、もっと頑張ろうとやる気が出てきたようです。ここまでサポートしてくださった保護者の皆様に感謝しつつ、私もまた頑張ろうと思える会になりました!

久々の投稿です!恵庭で教室を始めてそろそろ1年が経とうとしています。

去年からピアノを始めた子供達の普段の練習の成果を披露する場として、来週24日(日)に徳田貴子ピアノ教室発表会を行います!

とき 2月24日(日)16:00-16:4

ところ 恵庭市夢創館

入場料 無料

参加者4名のこじんまりとした回ですが、私は今からみなさんの演奏をとても楽しみにしています!私は先日札幌でのリサイタルでも演奏したカプースチンの変奏曲を演奏します。


皆様のお越しをお待ちしております!






シャタークワに初めて到着し、まずは寮に行きます。留学1年目で、ルームメイトと部屋をシェアし、寮生活に慣れてきていたので、スムーズに始めることができました。夏休みの1カ月、寮で過ごすことになり、食事は寮の近くにある食堂で食べることになります。


その時ルームメイトとなったのが、中国からやってきた女の子、スーちゃんでした。

スーちゃんは、当時、Oberin Conservatoryという名門音楽院の1年目を終えたところでした。もちろん全額奨学金を得て通っていました。年齢も一緒ということもあり、スーちゃんと過ごした約1ヶ月ちょっとの時間は今でも一生の思い出です。


一人っ子だというスーちゃん、中国名門の北京中央音楽学校に中学時代から毎日通っていたとのことでした。でも出身地は北京ではなく、ずっと離れた違う都市で、小学校まではその都市にある音楽学校に通っていたのだそうです。

この時点で普通の公立高校に通っていた私は衝撃を受けました。


故郷の音楽学校で才能と努力を認められたスーちゃんは、中学生になると北京へ引っ越しました。子供一人で住めるわけではないので、お母さんも一緒についてきたのだとか。お父さんは故郷でスーちゃんの勉強をサポートするため残って働いていたそうです。


人がたくさんいて、常に努力し続けないと生き残れない中国で、自分のために尽くしてくれた両親に、音楽で成功して恩返ししなければいけない。そう言って常により良い音楽を目指し練習し続けるスーちゃんの姿は衝撃的でした。


そう言っていたスーちゃんを目の当たりにし、如何に自分が恵まれた環境にいるのか、音楽に対して生半可な気持ちだったのか認識させられました。


スーちゃんとは今もSNSを通じて連絡を取り合っています。今では彼女は博士号を修了し、Dr. Sueです。ピアニストとしてアメリカ、中国で活躍しています。



昨日の生徒とのレッスンで話したことなのですが、ピアノを弾く上で大切だと思っている3つのことがあります。それは、


1 楽譜を読み込むこと

2 作曲の背景を知り、解釈すること

3 音にするために効率的に体を使うこと


ということです。


楽譜を読み込むというのは、和声や形式、フレーズを知り、ピアノという楽器の特性を捉えた上で音で表現するということ、また、楽譜に書かれたことが、どういう効果、あるいは意図があって書かれたのかしっかり考えること


背景を知り解釈するというのは、その曲が作曲された歴史的背景や作曲者自身のことを知った上で、曲の持つキャラクター、感情、雰囲気などを考えること、そしてそれらをパーソナライズすることで自分のものとして解釈すること


最後に考えたことを音にするために、効率よく指、手首、腕の使い方、ふさわしい指番号などを研究すること


このように考えると、ピアノを弾くという行為は単なる運動ではないことがわかってきます。様々な知識が統合されて、音楽が紡ぎ出されるのだと私は思います。単に練習するだけでなく、様々な側面から勉強していく必要があるし、一生かけてやりがいがあると実感しています!





アメリカの音大生にとって、夏休みの過ごし方はとても重要になってきます。

大学は大抵9月の秋から始まり、5月上旬に終わります。

夏休みは3ヶ月以上あるのです。


夏休みはアメリカ各地で音楽祭が開かれており、やる気のある学生は皆音楽祭に参加します。

小澤征爾さんが指揮をされていたタングルウッド音楽祭や、コロラド州のアスペン音楽祭は世界的にも有名ですね。日本ではPMFがそれにあたります。音楽祭ではプロの音楽家が集まり、連日コンサートをする傍ら、世界中から音大生をオーディションで集め、指導されています。音大生にとっての夏の武者修行とでもいう場所です。


私も留学1年目、ニューヨーク州立大学フレドニアにいた頃に参加を勧められたのが、シャタークワ音楽祭でした。フレドニアから近く、イーストマン音楽院という全米トップの音大から先生が教えてに来ているからということで参加しました。


フレドニアから車で2時間ほど、初めてシャタークワに行った時に受けた色々な意味での衝撃は今も心に残っています。

興味のある方はシャタークワ音楽祭のページもどうぞ!




何もない田舎道をひたすら進むと、シャタークワのコミュニティーにたどり着く。

そこでは音楽祭のための施設に加え、別荘地が多く並んでいる。シャタークワにある湖はシンボル的存在。

私は体の使い方、指や手首の使い方にはかなり注意して普段から練習しています。それはレッスンの時も同じです。ある時インターナショナルスクールに臨時講師としてグループピアノクラスへ行った時も、「いかに効率よく楽に弾くか」ということを気づいたら全員に話していました。


私が弾き方にこだわるのにはいくつか理由があります。


大学で、人生はじめて毎日6-8時間ピアノを練習するという生活の中で、徐々に腕の痛みを感じるようになっていました。当時の恩師にそのことを相談し、言われた言葉が

"You should never be in pain when you play the piano!"

「ピアノ弾いているときは絶対に体が痛くなるようなことがあってないけないよ!」

というものでした。それ以来、自分がいかに体に気を使って練習していなかったのかということに気づかされました。


また、大学時代、ピアノが原因で腱鞘炎になりピアノを弾くことをやめてしまった友人がいました。私の親友で今でも連絡を取り合っているのですが、彼女は本当に才能豊かなピアニストでした。


残念なことに、私の友人のように音楽的な才能があるにも関わらず、身体的な問題からピアノを夢半ばやめていしまう方が何人かおりました。


そのような人を一人でも減らし、ピアノを弾くということを多くの方に心から楽しんで頂きたい!


私の心からの願いです。

私は4歳の時、ピアノを習い始めました。

隣人から譲り受けたアップライトピアノをおもちゃ代わりにしながら、

母にピアノを習いたいなーと言ったそうです。


今となっては全く覚えていませんが😅


アメリカ留学中驚いたことの一つは、ピアノを初めた年齢が遅い方たちが

沢山いらっしゃったということです。日本では4−5歳くらいになると習い事としてピアノを習い始める方が多いと思いますが、アメリカでは8歳や9歳、15歳から始めたという方までいらっしゃいました。そして趣味ではなく、音大に進まれ大学院に行き音楽のお仕事をされている方が多数!


早くから始めることで得られるメリットもあるかと思いますが、それ以上に本人のやる気、情熱が大切なのだと思います。せっかく好きで始めたピアノ、末長く楽しんで弾けたらいいですよね。


ピアノ弾いてみたい!と思った時がピアノを始めるベストタイミングですね!