妊婦のピアノ生活③ー長野市のピアノ教室

長野市のピアノ教室、徳田貴子ピアノ教室です。前回に引き続き、妊娠中期、後期の時のピアノとの関わり方についてです。


【6月 〜長野市での開業が無事決定〜】

妊娠中期に入り、悪阻などがおさまり体調はかなり安定してきました。キタラでの北海道ポーランド文化協会の演奏会も無事終演!


このころ、無事ピアノを長野へはこび、拠点を完全に移しました。フェリーに車と共に乗り込み苫小牧~新潟を経て長野へ。指の調子もかなり落ち着き、練習にも身が入るようになりました。



【7、8月 〜3つの演奏会に出演〜】

長野市でひとまずやってみようと思った東部文化ホールでの名曲コンサートも無事終演。

新しい生活に戸惑いながら、開業準備に追われた7、8月でした。8月後半から札幌で以前から決まっていた演奏会に出演しました。このときには指の調子も体の調子も悪くなく、無事終えることができました。妊娠期間中で一番安定していたと思います。

腹筋に力を入れてピアノを弾くとおなかが張ってしまいます。そこで、今まで以上に脱力を心がけていました。そうやって無理をせずにコツコツ練習を続けることができました。


【9、10月 〜ようやく譜読みもできるようになる〜】

長野市でのレッスンも徐々に増えてきて、このまま頑張りたい、と思ったところで臨月に入り産休へ。この期間は新しいレパートリーの譜読みや、これまで先延ばしにしていたプロジェクトに取り掛かったり、少しずつ有意義な生活を送れるようになってきました。

特にこのころは練習中に弾く曲によって、おなかの赤ちゃんの反応が変わったのが印象強い思い出です。



【さいごに】


妊娠中も演奏活動を続けることに対して、ご心配のお言葉をいただくこともありました。お気遣いをいただいて本当にありがたいと思っています。

ですが、音楽は変わらず私の生きがいで、すでに決まっていた演奏会は頑張ろうと思いました。

新しい環境への引越しの中で、北海道での演奏の機会や長野での音楽活動を通じた新たな出会いがあったことは、私にとって喜びであり、妊娠・出産期のトラブルを乗り越える心の支えとなりました。

もちろん体調には個人差があり、さまざまな考え方もあるかと思います。結果論として何も起こらなかったから言えることではありますが、私は予定通り演奏活動を続けて本当に良かったと思っています。

大変な状況の中、理解し支えてくれた家族、応援してくださった方々に、心から感謝いたします❤️


この記録が今後、妊娠中も音楽家としての活動を続けよう・頑張ろうとする方へ、すこしでも助けとなるものであればうれしいです。

   徳田  貴子



徳田貴子ピアノ教室【長野市のピアノ教室】

長野市でピアノ教室を開いているピアニスト、徳田貴子のウェブサイトです。 ピアノを通して心豊かな生活を送れるお手伝いができるよう、心を込めてレッスン致します。

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