Judith Burganger先生の言葉
私が留学中お世話になった先生の一人に、Judith Burganger先生がいます。
私の修士課程の時のピアノの先生で、アメリカ人初となるミュンヘン国際コンクール優勝、ジュネーヴ国際コンクール入賞、クリーヴランドやシカゴ交響楽団との共演など輝かしい実績を持つおばあちゃんの先生です。
先生自身、ピアノは、才能ある生徒には、先生がより細かく教えなければならないという信条のもと、毎週2,3回、2時間ほどのレッスンしていただきました。
そんな先生の言葉の一つ、
「自分が存在することに対して、申し訳なく思ってはいけない」
は私の考え方を変えた言葉の一つです。
「ステージ上では、音楽で表現することを申し訳なく思わない、むしろ、これが自分だというものを出し切りなさい。あなたは謙虚さが美徳とされる日本人女性だけれど、普段の生活でも胸を張って生きなさい。」
自分で自分の存在を肯定するという考え方は、相手の存在を認めることにもつながるのではないかと、帰国して改めて思います。
バーゲンガー先生とクリーヴランド交響楽団
シュトラウス ブルレスケ
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