あるべき場所に指を置く

Burganger先生のお話に続いて、Dr. Frank Heneghan先生の思い出話です。


Heneghan先生は、アイルランド人の先生で、ヨーロッパピアノ指導者協会の元会長です。私が出会ったとき、80歳を超えていた先生は、世界中をコンクールの審査やレッスンで飛び回っていました。


そんな先生に、何度か集中特別レッスンを受講しに、先生がしばしば滞在していたニューオーリンズに足を運びました。


何度も言われた言葉の一つが、



"You are just as perfect as you are. Do not do anything special."

「あなたは今のままで完璧なのだから、何も特別なことはしなくてよい」



ということでした。

ピアノを弾くという行為において、体の状態は自然であるべきだというのです。

そして、今でも常に意識している言葉は、



"Put your fingers where they need to be"

「指は、あるべき場所にあればよい」



です。

ただ音を出すために、余計なエネルギーを使いすぎていたと実感した一言でした。



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